その2に続き、今回は前面と妻板の工作を説明します。
まず治具(型紙)と前面の展開寸法を決めるための試作品?を作ります。とは言っても下の写真の様な簡単のものです。一つは前面を上から見た形状の型紙、もう一つは前面を正面から見たときの車体の形状の型紙です。今回はいずれも原寸大の模型用図面をコピーしてそれを切り抜いて使用しています。とは言っても旧型国電の前面はR3000(半径3m)の曲面で側面とその曲面はR250で繋がっている単純な形状で、貫通扉部分の平面部は幌枠の部分を平面とすると幅11㎜(原寸図面の実測)ですのでこの寸法でコンパスと定規で方眼紙状にその形状を書いて作成することも可能です。型紙をなぞるよりその方が正確かもわかりません。