レイアウトの製作:自動運転を前提としたレイアウトセクションの製作<6>

今回はレイアウトの配線の詳細を説明します。その前にその3に掲載したコンタクトトラックとシグナル、分岐器の配置と名称を記載した図を再掲します。

<使用したデコーダーと接続先>
今回のレイアウトに使用したデコーダーと設定したアドレス、接続先の一覧を下表に記載します。このレイアウトでは分岐器用のm83デコーダーを2個、Uncoupler用のm83デコーダを1個、コンタクトトラックの接点が接続されるS88 Linを1個、シグナル付属のデコーダーを4個使用しています。

m83デコーダーは分岐器用にmfx対応の製品、Uncouplerには旧製品を使用しています。アドレスの設定方法は一度覚えてしまえばそれほど難しいものではありません。Uncouplerはm83デコーダーの#1端子の分岐器切り替え用の端子2箇所にそれぞれUC1,UC2を接続してあります。

<シグナル>
シグナルは駅入り口は一般的なHome Signal(3現示)を使用しています。各引き込み線には入替作業の実施を想定し、入替許可現示のあるシグナルを使用しました。赤2灯がStop and No Switching、赤一灯と白2灯がStop,Swiching Allowedを意味します。詳細な規則についてはこれから勉強です。欧米の模型雑誌を読んでいると、信号の表示や汽笛の吹鳴パターンの説明に、よく規則XX条YY項が要求するものという説明が出てきます。またWEBサイトにも鉄道ファンがまとめたと思われるかなり詳しいそれらの規則が掲載されています。日本ではそのような解説はほとんど見かけませんが、これも日本と欧米の文化の違いが趣味にも現れているということでしょうか。

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