模型工作:ペーパー製旧型国電製作記 その5

前回より大分間が空いてしまいましたが、今回はクハ76の組立てを前面部分を中心に説明させていただきたいと思います。クハ76の前面部分は言うまでもなく湘南型の2枚窓です。この一世を風靡したデザインは今でも一部の車両で見ることができますがその形状を実物の印象通りに製作するのは大変難しいものです。昔発売されていた小高模型のペーパーキットは前面部分は真鍮製のパーツが入っていました。このパーツは真鍮の薄板を絞り加工したパーツで、今でも手元にあるのですが、湘南型の前面は運転台の窓まで表現しているため他の前面に比べて奥行きがあり設計や製造が難しいためか全体的な印象が実物の印象とは異なっており、あまり満足のいくものではありません。とは言ってもペーパーで作るのも難しそうです。今回の製作にあたっても手持ちのパーツの使用も考えたのですが、今回思い切ってペーパーによる自作にチャレンジしてみました。うまくできる自信は全くなかったのですがパーツの印象もイマイチですので同じイマイチになるのならペーパーでの自作にチャレンジしてみようと思った次第です。

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