ジオラマ:”ALTENHOFのクリスマス”:その1

ヨーロッパの旧市街のクリスマス風景の再現を試みたHOレイアウト(ジオラマ)を紹介させていただきます。概要は下記の画像をご覧ください。

<製作の動機>

私は長年車両の模型を製作してきましたが、車両模型と言うものはいかにプロトタイプを再現するかと言うことに注力して製作を進めていきます。そのため模型化の対象とする車両の好みのプロトタイプを選択するという作業はありますが、その対象自体を構想するということはありません。車両でこの作業ができるのはフリーランスの車両を製作するか、架空の鉄道をイメージし、その中で実物の車輌をその鉄道向けにマイナーチェンジするということになります。ただこれを行うには実現のための確固なテーマ(製作のモチベーション)。というようなものが必要になりますが、私にはなかなかそこまで踏み切れません。その点、レイアウト(ジオラマ)の製作には、鉄道という舞台の中である程度自由なイメージで構想を考え、実現するという面白さがあります。この面白さを味わいたいと思い製作したのがこのブログでも紹介させていただいたメルクリンシステムを使用したARTENHOF機関区のジオラマで、そのジオラマ にメルクリンデジタルの自動運転機能を加えて楽しんでおりました。そうこうするうちに今度は鉄道主体ではなく人間の生活を主体とし鉄道を脇役としたジオラマを作成してみたいと思うようになりました。そう思った理由の一つはPreizerのフィギュアです。このフィギュアを見ていると、この開発者は人類行動学者かマンウオッチャーではないかと思うくらい実際の生活で起こるシーンが再現されています。ジオラマと言う舞台を作成し、車輌をその中に置くと車両が引き立って見えることは周知の事実ですが、このジオラマは はPreizerのフィギュアに活躍の場を与える鉄道を脇役とした舞台だと言っても良いかもわかりません。

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