模型工作:ペーパー製旧型国電製作記 その8

前回までで車体の基本部分が完成しましたので引き続きドア上のウインドヘッダー、テールライト、耐寒型のタイフォン、パンタ台およびパンタ部のランボードでの取り付けを行います。これらのパーツは車体と隙間なく取り付けることが必要なパーツで、取り付け後必要に応じて車体と取り付けた部品との隙間をパテ等で埋める作業が発生するためまず最初に取り付けます。また今回は床板と車体側の床板取り付け板を作成し、台車、カプラー(ドローバー)を取り付けて線路上に編成状態で置けるところまでを行います。

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模型車両の紹介:国鉄9600が牽引する北海道の貨物列車

珊瑚模型店のキットを組み立てた9600とその9600が牽引するために製作した貨車をご紹介させていただきます。

この9600は以前ご紹介させていただいたC62 2とC62 3を製作した少し後に製作したものです。C62が北海道の蒸気機関車の花形スターであれば、貨物列車を牽引する北海道の9600はその対極にある地味な機関車と言えるかもわかりません。そのC62の対極にあるとも言える機関車を製作してみようと思い立って製作したのがこの作品です。9600は色々なタイプの機体があり、当時の雑誌等でも北海道の色々なタイプの機体の写真が多数紹介されていましたが今回はあえて特定ナンバー機とはしませんでした。

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模型工作:ペーパー製旧型国電製作記 その7

今回は前回説明したサーフェサー処理を終わった車体にウインドシル、ウインドヘッダー,雨どいを取り付けて車体の基本部分を完成させる工程を説明します。

使用するペーパーはウインドシル、ヘッダーがラベル紙、雨樋はラベル紙とバロンケントです。これまで作成した作品ではウインドシル、ヘッダーは薄手のケント紙やアート紙を使用して木工用ボンドで貼り付けていたのですが、木工用ボンドを使用して貼り付けるとどうしても木工用ボンドがはみ出てしまい修正に手間取ったり修正しきれずに車体に残った接着剤により車体に凹凸ができてしまっていました。そこで今回から全面的に車体との接着剤には木工用ボンドは用いずにラベル紙を最大限利用して作成することにしました。

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模型工作:ペーパー製旧型国電製作記 その6

前回までで車体が箱状になりましたのでここからは屋根の削りと下地処理に進みます。まず側板から屋根にかけてサーフェサーをスプレーします。これは下地処理(屋根板の目止め)ではなくこの後の屋根Rの削りや前面の凹凸の修正時に削り箇所を目立たせるために行うためなので厚く塗る必要はありません。サーフェサーは最初に紹介したタミヤのファインサーフェサーを使用しました。

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鉄道写真:北東北の鉄道 1982・初秋 vol. 1 (奥羽本線/五能線)

1982年9月に北東北を旅した際の写真を紹介させていただきます。
今回はvol. 1として五能線を主体とした奥羽本線、五能線の写真をご紹介させていただきます。
この時の写真は下記にアップしてありますのでよろしければご覧ください(動画のタイトルが1983となっていますが1982の誤りです。申し訳ありません)。

1982年の大きなイベントの一つは何と言っても6月の東北新幹線の開業です。ただ当初同時開業を予定していた上越新幹線は新中山トンネルの大出水事故により開業が11月に延期となったため新幹線開業に伴うダイヤ改正の規模は比較的小さく、新幹線と同一区間を走る特急やまびこの廃止が主なもので、東北本線のその他の特急ひばり、はつかり等の特急列車はまだ運転されておりました。また東北本線以外の東北地方の列車体系はほぼ新幹線開業前の状態を維持していました。以下はその様な時代の旅の記録です。

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模型工作:ペーパー製旧型国電製作記 その5

前回より大分間が空いてしまいましたが、今回はクハ76の組立てを前面部分を中心に説明させていただきたいと思います。クハ76の前面部分は言うまでもなく湘南型の2枚窓です。この一世を風靡したデザインは今でも一部の車両で見ることができますがその形状を実物の印象通りに製作するのは大変難しいものです。昔発売されていた小高模型のペーパーキットは前面部分は真鍮製のパーツが入っていました。このパーツは真鍮の薄板を絞り加工したパーツで、今でも手元にあるのですが、湘南型の前面は運転台の窓まで表現しているため他の前面に比べて奥行きがあり設計や製造が難しいためか全体的な印象が実物の印象とは異なっており、あまり満足のいくものではありません。とは言ってもペーパーで作るのも難しそうです。今回の製作にあたっても手持ちのパーツの使用も考えたのですが、今回思い切ってペーパーによる自作にチャレンジしてみました。うまくできる自信は全くなかったのですがパーツの印象もイマイチですので同じイマイチになるのならペーパーでの自作にチャレンジしてみようと思った次第です。

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鉄道写真:気動車の混結編成

前回、キハ22の紹介の中で本州の一般型気動車はどこに行っても同じような車両が走っているという事を書きました。これは当時の国鉄に、車両を標準化することにより全国どこでも配置転換可能とするという目的があったからということです。またそのために特急型以外の気動車は10系気動車から当時最新の40系気動車まで、車種を選ばず全て混結可能になるよう駆動制御システムも標準化されていました。このため、車両は地域による差は乏しくてもも列車の編成としてみると全国各地、各時代でその地域に配属されている車種に応じて多種多様な編成の普通列車が走っていました。今回は、私の撮影した写真の中から各地の一般型気動車混結編成をご紹介したいと思います。

まずは1970年の八高線で撮影した写真です。キハ172輌の後ろにキハ35が連結されています。当時の八高線にはまだD51が牽引する貨物列車が健在でその撮影に来た際に撮ったものです。車体断面の小さい10系気動車が混結編成の中に入ると、雑多感満載という感じです。

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模型車両の紹介 北海道のローカル気動車 キハ22+キハユニ25

模型車両の紹介 北海道のローカル気動車 キハ22+キハユニ25

北海道のC62に続いて北海道のローカル気動車、キハ22とキハユニ25を紹介させていただきます。キハユニ25が1976年、キハ22が1989年の作品です。

国鉄時代から民営化後の初期、北海道以外の地域の国鉄型の気動車は、標準化の名の下に全国各地ほぼ同じ形式の車両が使用されていました。地域的な差としてキハ58、キハ35、キハ23等には暖地向け、寒地向けの区別がありましたが、これらは外観的な差はベンチレターやタイフォンの形状等が主なものであり、遠目には区別がつかないものであり、地方に行っても走っている車両からはその地方に来たなという実感は湧きませんでした。そのような中で北海道の気動車は形式番号も本州の気動車とは異なり、また2重窓を採用しているため車体の形状も本州の気動車との違いが一目でわかるものでした。当時このような特徴のある車両が本州とは違った雄大な風景のなかを走る姿に魅力を感じており、この時期に私の製作した車両は多くの車両が北海道に縁のある車両になっています。今回紹介させていただくそんな車両の中の一つです。

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模型車両の紹介:北海道のC62 その3

前回まで2回にわたりC623を紹介させていただきましたが今回はその相棒、C62 2の紹介をさせていただきます。

私が初めてC62 2を見たのは1979年、梅小路蒸気機関車館でした。当時の梅小路はまだ火の入っている蒸気機関車が複数あり、扇形庫の複数の機関車から煙が上がっていました。

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模型車両の紹介(+鉄道写真):北海道のC62 その2

表題は模型車両の紹介ですが、今回は実物の話からさせていただきます。私は前回ご紹介させていただいたC62重連(C62 3)が完成した後の1989年8月に北海道を訪れ、実物のC62 3と対面する機会に恵まれました。

そのとき撮影した画像は以下にアップしてありますのでよろしければご覧ください。

この訪問の約2年半前の1987年、ちょうどC62重連が完成した頃に、北海道でC62 3を復活させようという動きがあり、C62 3の本格的な運行を目指し北海道鉄道文化協議会が発足しました。その中でSL C623 動態保存基金の募集があり、私も早速募金させていただきました(たった一口でしたが)。

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